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2005年03月28日

梅田さん「はてな」へ参画

はてなの取締役に

CNET Blogでおなじみだった梅田望夫さんがはてなの取締役に就任した。半年くらい前に川崎裕一さんたちがはてなへ参加したときも「まじかYO」と思っていたが、そんなの比較にならないくらい刺激的なニュースだ。

僕はこれまで20年近くIT産業の経営ばかりに関わってきた。無数のプロジェクト、無数のベンチャーと仕事をする中で、あるときから「確実でも想像できそうなもの」には面白みを感じなくなり、ある個性の「想像できなさ加減」に強く惹かれるようになった。近藤とはてなにはそれがある。そう確信したことが、僕がはてなに参画した最大の理由である。
「想像できなさ加減」があることを「確信した」とはなんとも不思議な表現ですね...(^^;

僕もはてなアンテナとかを使わせてもらっていて便利だなーとはおもうが、正直はてなという会社にそこまでの魅力があるのかどうかよく分からない(別に否定してるわけじゃなくて、単純に分からないという意味ですよ)。人力検索という、人間の善意を取り込んだシステムってどこか不確実性に左右されてしまい、企業内ナレッジマネジメントなどへの応用は考えられるかもしれないが、さほどスケールしないのではないかとも思ったりもするからだ(広告モデルはうまくいってるらしいが、それだけじゃいろんな人がちやほやしないものなー)。そのポテンシャルは、単に僕の想像力の限界を超えているのか。。。orz

これまでのBlogをみれば分かるように梅田さんは「想像できなさ加減」の高いGoogleを非常に買っていた。Googleが徹底したテクノロジー志向のソリューションだとしたら、はてなは徹底したヒューマン志向のソリューションというポジションになる。まったく対極のはてなを梅田さんが応援するというのはどういう考えからなんだろうか?Googleとはてなの共通項ってなんなんだろうか?すっごい気になる!
とまあ、そんなことを友人らとIMでやりあってました(完璧にネットヲタw)。

梅田さん、はてなのすごさって何ですか?

投稿者 shimada : 15:29 | コメント (2) | トラックバック

半島を出よ

村上龍の新作。たまたま立ち寄った渋谷の書店で発見したので問答無用で買った。
外国のコマンドが福岡を制圧する、という帯びのコピーは結構おもしろそうだったので、『愛と幻想のファシズム』や『希望の国のエクソダス』に匹敵するくらいエキサイティングなストーリーかなと、ちょっと期待してる。
上下巻とも相当分厚いのですぐに読めるはずもなく、感想は後ほど。

半島を出よ (上)
村上 龍

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村上龍の半島を出でよ
半島を出ました。

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投稿者 shimada : 01:27 | コメント (4) | トラックバック

2005年03月15日

マッキンゼー ITの本質

マッキンゼー ITの本質 情報システムを活かした「業務改革」で利益を創出する
横浜 信一 萩平 和巳 金平 直人 大隈 健史

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IT投資の効果を最大化するためには
CIOやIT部門が生き残るための近未来像
技術論じゃないITの使い方
ユニクロ副社長のインタビューは、為になった

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コンサルティング会社に勤める友人が本の監訳に参加したってんで、本屋でみつけて買ってきました。おお、名前デカデカと載ってるよスゲー。入社間もないフレッシュマン(注:実態は微妙...)にいきなり看板背負わせちゃうこの会社の肝のすわりっぷりもスゲー。つい数ヶ月前まで一緒に大学でお勉強してた人の名前を本屋で発見するのは励みになると同時に気持ちわるい(つーか、くすぐったいw)。

業務改革で利益創出かー。國領二郎流の言い方を借りれば、情報技術の進化は「効率性の向上」と「新しい需要の創造」であるという。この本は前者、つまりITによる効率性の向上が企業に与えるインパクトについての分析が定量的で優れている。しかし、後者に関する洞察はポッカリ抜け落ちてしまっているので、「ITの本質」というにはちょっと寂しい。今後の展開としては後者、つまりIT化によってどんな需要が生まれてその結果どんな社会になり、そこにおける企業のあるべき姿は?という研究をしてもらいたい。

個人的にはトップマネジメントが抱えるIT課題が整理されている最初の論文と、変革の現場のノウハウがぎっしり詰まった最後のインタビューレポートが好きだ。すごく勉強になる。インタビューレポートは内容もさることながら、「どういう質問をしてどういう内容を引き出すか」という読み方をすると別の視点で得るものがある。

それ以外の論文も例えばヘーゲルⅢ世の論文とか質は高いのだろうけど、なんかこう、外国語の訳書ってどうしてもカタい文章になりがちなので、リズム良く読めないからイヤですね。故に友人が訳したとされる章も軽くスルー。買った意味ねーw

小林雅のブログ-ベンチャーキャピタリストの独り言 より

内容としては、ITを導入する企業側からの視点から書かれているため、私のようなソフトウェア会社に投資する人間にとっては見方や考え方は有益です。特にドイツ銀行のCIO兼COOの方(IBM出身者なのがびっくり。日本と違いますね)やユニクロの堂前さん(元マッキンゼーの方)のインタビューは面白いです。

やっぱり、インタビューレポートおすすめです。
ITコンサルタントとかベンダー志望の学生が読むといいお勉強になるんではないかな。
それにしても最近、マッキンゼーって名前を本屋でいっぱい見かけますね。プレゼン術から経営哲学から論文シリーズまで。なぜ急に???

追記:監訳に参加したという上記友人の友人(つまり共通の友人)のブログより

これから読む本なのですが,結構楽しみにしています.
というのも執筆者(編著)に大学の友人が入っているからです.流石だなぁと思う反面,見習うべき点ばかりですので,是非熟読したいなと思っている次第です.
まだ新卒者なのに,本が書けるっていうのが考えられないです.
(15歳で書いた友人もいますが)

いやー、23歳はともかく15歳か。中学から高校にエスカレーターで上がったころね。スキーいったり、文化祭実行委員としてベニヤ板やペンキと格闘していた記憶しかない。決して自分の知的能力が標準より劣るとは思わないけど、今こういうぶっ飛び気味なメンツに囲まれていると自分が途方もなくアフォに思えてきてならないのですが...(ToT)
まあ気にしないでおこう。気のせい気のせい。

で、噂の15歳(当時)が書いたという本↓

僕が15で社長になった理由(わけ)
家本 賢太郎

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僕はブックオフで100円で買ったけど、おもしろくて軽いタッチなので読んで損なし!

投稿者 shimada : 16:58 | コメント (4) | トラックバック

プロの経営者とは

久々にエントリー。

先日、うまくタイミングが合ったので一人シリコンバレー創業プロジェクトというちょっと変わった名前の事業の説明会に行ってきた。

要は、直接金融による起業家主導の経済を目指そう!そのためのプロの経営者を育てるぞ!というもの。ワークスアプリケーションズの牧野社長のプレゼン。覇気があってすばらしい。

しかし、「一人シリコンバレー」というネーミングにはちょっとしっくりこない印象も感じた。まず、プロの経営者像がよく見えなかったなあ。「プロの経営者がなぜ必要か」については熱弁のおかげでよく分かったのだけど、「じゃあプロの経営者ってどんな人」という疑問は氷解しきれなかった。プロの経営者というのはこういうスキルセットをもっていてこういうマインドをもっている人間のことだ!みたいなモデルを示せたら若い人の参考になる。

僕が思うにゴーンやガースナーを理想のプロ経営者とするならば、このプロジェクトで育成されるのはプロの起業家であってプロ経営者の資質とはズレているのではないか。そう単純に感じたのである。このプロジェクトではどちらかというとシーズフェーズのベンチャーを数十人~100人規模の企業へ成長させるスキル、つまりニーズを掘り出して、人をあつめて、種銭を引っ張ってくる起業家的能力を育成するには効果的だと思う。

だが、ゴーンやガースナーのように単身で業績不振企業に乗り込んでいってターンアラウンド的な回復を行うような誰もが認めざるを得ないプロの経営者になるためには、より大局観を捉えながら科学的・体系的に数字で思考できる能力がなければできなかったはずだ。

このプロジェクトのネーミングの由来となっているシリコンバレーでも、メガベンチャーの創業者がそのまま成長した後もCEOでいられるケースは稀である。デルやMSはむしろ例外といっていい。フェーズによってCEOに求められる資質やスキルは違うのだ。ネットエイジ社の西川社長も会場に来ていて、その点にするどい質問を連発(何回も手挙げすぎ 汗)していて大変勉強になった。まあ、別にネーミングなんて本質的な問題ではないので、新世代の経営者を育てるというこのプロジェクトには今後注目ですね。運営サイドの皆様、参加者の皆様、がんばってください!!

でも、直接金融による経済活性が起こるすると、若い人は今のうちにファイナンスの勉強はしておいた方がいい。起業家!起業家!と叫ばれることが多い昨今だけど、反対に「プロの若手投資家を育てる」ような企画もあってしかるべきだと思うが。まずは自分もファイナンスに興味を持とうということで早速ブックオフへ行って『ゴールドマンサックス』やら『ヘッジファンド』やら『ソロス』やら買ってきた(何か路線が怪しいw)。

ところで、ネットエイジの西川さんといえば最近本出しましたね
ざーっとすぐに読めたけど、だいたいの中身はCNETの連載でタダで読めますのでオススメ!

起業は楽しい!21世紀ニッポンの起業家人生入門
西川 潔(株式会社ネットエイジグループ創業者/代表取締役社長)


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投稿者 shimada : 15:39 | コメント (2) | トラックバック